【ポケモンUSUM S18使用構築】ステロメガメタグロス始動積みサイクル【最高1956(瞬間5位)、最終18XX】
皆様初めまして、TNじゃこでポケモンUSUMをプレイしていた、もやし野郎と申します。
先日2月25日、PGLのサービス終了に伴い、USUMのレーティングバトルが終了しました。本当に楽しませてもらったゲームなので、最高レート1978(s13)と実績は皆無なのですが、記念に憧れであった構築記事を是非とも書きたいと思い、執筆に至りました。
稚拙な文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
序文
まずは皆さん、ポケモンUSUMお疲れ様でした!(とは言ってもこの時期までお疲れ様していなかった人はごく少数でしょうが…笑)剣盾発売後3ヶ月程経過しましたが、ポケ勢の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
個人的には、部活や就職活動で時間がないこと、また金銭的余裕がないことから剣盾には手をつけられていません。ダイマックス環境楽しそうだし、時間ができたら手をつけたいなあと思っています。
今回は正真正銘のUSUM最終シーズン、S18で自分が使用した構築を紹介しようと思います。環境の煮詰まりとプレイヤーの激減、再戦の増加と難しいシーズンだったとは思いますが、比較的多くの構築にそれなりに戦える構築が組めたのではないかと思っています。
以下常体で失礼します。
構築経緯
まず初めに、ポケモン実況者のあみゅさんに影響を受け、性能・見た目ともに大好きになったメガバンギラスを、最終シーズンに比較的多くのメガ進化ポケモンに強い龍舞型で使いたいと思い、構築の軸とした。
メガバンギラスは相手の、、、、等に対して隙を作る。これらのポケモン入りの構築に出していくメガ枠として、数値・汎用性が高く対面性能の高い耐久調整メガメタグロスを採用した。
この2匹はカバルドンで止まるため、サイクル適性がありメガ枠2匹との相性もよいカプ・レヒレを採用。さらに電気の一貫切り、高耐久への崩し枠として身代わり霊獣ランドロスを採用した。
ここまでで相手の、にボッコボコにされるためバンギとも相性のよいスカーフカミツルギを採用。最後に重いゲンガー入りの構築に出していける最速ウルガモスを入れて、ここまででパーティの6匹が確定した。
当初はその対面性能を活かすため、メガメタグロスは意地hAsで採用していたが、リザ軸に対しての選出ができず、その結果が気合玉リザYとそれに同居する、に56されまくったため、リザ軸に選出できる様にの型を陽気のステロ岩封型へ変更することを決断。
この変更によりカバマンダガルドが重くなったため、レヒレの型を、1匹でその手の構築を詰ませるポテンシャルを持つ瞑想鉄壁型へ変更。さらにそれによって重くなった相手のを吹き飛ばすために、ウルガモスに草Zを持たせ、構築が完成した。
メガメタグロス以外のポケモンが、全て積みの手段を持っている(はビーストブースト)ため、卍ステロメガメタグロス始動積みサイクル卍と命名した。
個体紹介
メガメタグロス (NN:コースケ)
持ち物:メガストーン 性格:陽気 特性:クリアボディ→硬い爪
配分:183(220)-175(76)-171(4)-x-132(12)-170(196)
調整:
c252振りカプ・コケコのEFスパーキングギガボルトを56.25%で耐え
s…最速102族抜き
初手投げを想定して、多くの対面で行動保障を得られるよう耐久調整したステロメガメタグロス。NNは広島東洋カープの切り込み隊長、田中広輔から。リザグロスやテテフリザなどの対面構築によく初手投げした。
技構成は対リザガモス性能を確保するためのステロ・岩石封じは確定。タイプ一致&命中安定&怯みによる上振れを持つ最強技アイアンヘッドに、最後は全体で重いギルガルド・ヒードランへの打点として地震を採用した。このポケモンにステロを覚えさせたことで特にリザ軸への選出の幅も広がり、後続の積みポケモンのサポートも行える様になった。
Z技による瞬間火力が出せる第七世代において、メガ進化ポケモンはZ技が使えない以上、その数値の高さによる汎用性を活かすことが重要になってくる。その点で4倍弱点のない耐久調整メガメタグロスは、その驚異的数値を十分に活かせる強いポケモンであると感じた。
選出率4位。
カミツルギ (NN:トモノリ)
持ち物:こだわりスカーフ 性格:陽気 特性:ビーストブースト
配分:149(116)-222(164)-151-x-51-173(228)
技構成:リーフブレード 聖なる剣 叩き落とす 恩返し
調整:
a…h4振りミミッキュをステロ込みリーフブレードで87.5%の乱数1発
hb…a特化ミミッキュの剣舞後シャドークロー+影打ちをだいたい耐える
s…準速120族抜き
気持ちHPに振った、普通のスカーフカミツルギ。NNは広島東洋カープの侍、前田智徳から。最初は剣舞Z型を使っていたが、相手のに56されまくったのでスカーフに変更。
技構成は一致技リーフブレード、範囲の広い聖剣、サイクルを有利に運べる叩き落とすまでは確定で、前述のステロとあわせてリザYを縛るために恩返しを採用した。
このポケモンとスカーフの相性は、わかってはいたがめちゃめちゃよかった。等の受けにくい高火力低耐久ポケを軒並み上から叩けたり、ギャラやカビゴンなどのストッパーを務めたり。マンダやテッカグヤのいない構築には、選出すれば大体仕事をしてくれた(事実このパーティ自体もカミツルギがぶっ刺さっている)。有利対面は叩きか恩返しを打っておくと、だいたい幸せになれる。
選出率1位。
ウルガモス (NN:リョースケ)
持ち物:クサZ 性格:臆病 特性:炎の体
配分:161(4)-x-85-187(252)-125-167(252)
技構成:火炎放射 ソーラービーム 目覚めるパワー氷 蝶の舞
調整:CSぶっぱ、1舞で最速スカーフ霊獣ランドロスの上をとれるよう最速
レヒレやカバを吹き飛ばすクサZウルガモス 。NNは広(以下略)の鮮やかな守備職人、菊池涼介から。
やといった並びに非常に強く出ることができる。レヒレに強く出るために、当初は耐久調整半分実の型で使用していたが、この手の構築にはウルガモスのストッパーとして最速スカーフランドロスを採用しているものが多々あったので、最速クサZでの採用となった。
技構成は命中安定の火炎放射(大文字ならへの乱数が良くなるが、どうしてもクソ外しにビビってしまった…)、役割対象のに対して打つめざ氷、ほぼ全てのをワンパンできるクサZの媒介であるソーラービーム、最強の積み技である蝶の舞の4つで完結。
この型がウルガモスの一番強い(汎用性の高い)型かと問われれば、それは違うだろう。だが相手の処理ルート(最速スカーフランドや水Zレヒレ)を狂わせ逆に処理できる点や、この構築の穴を埋められるという点で、非常に優秀なポケモンであった。
選出率2位。
メガバンギラス (NN:タカヒロ)
持ち物:メガストーン 性格:陽気 特性:砂起こし→砂起こし
配分:189(108)-202(140)-171(4)-x-141(4)-135(252)
技構成:ストーンエッジ 炎のパンチ 龍の舞 挑発
調整:
s…1舞で最速130族を抜けるように最速
a…余り
崩しと抜きエースを兼ねる数値のバケモノ。NNは広島の巨大なエンターテイナー、新井貴浩から。後述するレヒレのミストフィールドとの相性が非常に良く、相手の特殊アタッカーのストッパー+切り返しができる。
技構成は抜いていくのに必要な龍の舞、タイプ一致の高火力技ストーンエッジまでは確定。あとはバンギが抜いていきたい構築の裏によくいるナットレイやハッサムを焼き殺すための炎パン。最後にポリヒトデやバナカグヤ等の受けの並びを崩すための挑発を採用した。
その数値と技スペックから7世代において自分が最も信頼していたポケモンであったが、ストーンエッジの命中が80であること、どうしても7世代の覇者・ミミッキュに弱いこと、この二つの宿命からは逃れられない。さらに竜舞型はどうしても対面性能が落ちがちなので、相手の対面構築に対して選出しづらい。ただし弱点をきちんと理解して立ち回れば、生半可なサイクル系の構築を1匹で破壊できるスペックを持っていた。
こいつが強引に舞って敵を殲滅させる瞬間が、一番ポケモンが楽しい瞬間だった。
選出率5位。
霊獣ランドロス (NN:ナカーザキー)
持ち物:ジメンZ 性格:陽気 特性:威嚇
配分:165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)
技構成:地震 撃ち落とす 剣の舞 身代わり
調整:
a…B特化ポリゴン2をステロ込み+2ジメンZで確定で持っていけるようぶっぱ
s…準速ミミッキュなどの上をとれるよう最速
受けサイクル・受けループを破壊するジメンZランドロス 。NNは広島の髭面の速球投手、中崎翔太から。当初はやを起点にできるHBビルド身代わり型を使用していたが、遂行速度が遅いこと、ヌオーを崩せないことなどからジメンZ型に変更した。
技構成はこの型のテンプレで、最強技地震、カグヤを接地させる撃ち落とす、崩し性能を高める剣の舞、補助技を透かす・択の選択肢を増やす身代わりで完結。
ジメンZを切るタイミングなど択が発生しやすい型ではあるが、択をできるだけ回避しながら慎重に通していけば、めちゃんくちゃんに強いポケモンであった。型の匿名性が高いため、選出段階で相手に崩しの手段として見えにくいのも強い。
選出率6位。
カプ・レヒレ (NN:ダイチ)
持ち物:ウイの実 性格:図太い 特性:ミストメイカー
配分:176(244)-x-183(252)-115-150-107(12)
技構成:ムーンフォース 波乗り 瞑想 鉄壁
調整:
h…きのみ意識の4n
b…メガボーマンダの特化1舞捨身タックルを耐えるために特化
s…少しでも相手のレヒレの上をとれるように、余り
vsカバマンダガルドの最終兵器にして本構築のMVP、鉄壁瞑想カプ・レヒレ。NNは広島の打たれ強く心優しいエース、大瀬良大地から。
当初はCS水Zで使用していたが、環境におけるカプ・レヒレの処理ルートが、や等のポケモンで適当に削りを入れ、裏のやなどの高速物理エースの圏内に入れるというもの、さらには物理で役割集中をかけるなどといった動きが非常に多かったため、レヒレ対面で切り気味に動いてくる中火力ポケモンを起点にする鉄壁瞑想型を採用した。対面からであればといった範囲を安定して起点にできる。
このパーティーはマンダの処理ルートが限られている(バンギグロスの2メガ構築なのにマンダ強すぎワロタ)ため、調整はマンダにギリギリ後投げできるHB特化。型としては、相手のに役割を持てる臆病HSのほうが強いかもしれないが、HBも物理の役割集中()に強くなれるため、一長一短。
相手はこのポケモンがHBだとわかると、持ち物はまず半分回復実を想定して、回復実を食べさせない程度に適度に削る、といった動きをよくとってくる。その隙に積んで要塞化し、相手を詰ませるといった動きが本当に強かった。急所は確率上しょうがないので涙目退散。
選出率3位。
選出
vsカバマンダガルド(ツルギ入り)+
相手はかから入ることが多い。マンダ対面は交代読みステロ(突っ張りやめちぇね)、ゲコ対面はカバ引きも見据えてレヒレバック。レヒレで詰めるか、ウルガでを起点にしてぶち抜く(ツルギ重すぎ)。
vsカバマンダガルド(ポリ2レヒレ入り)+
→レヒレ+ガモス+バンギ
相手は鋼Z、恩返しHD、最速両刀の選出で来ることが多い。初手のマンダに出し負けたくないので初手レヒレ。恩返し持ちに対応できるレヒレで詰めるか、バンギでぶち抜く。バンギレヒレの体力管理が大事。
vsカバリザテテフ
相手はかから入ることが多い。初手グロスで対面で通る技を選択し、相手がカババックしてきたらステロを撒いて、レヒレバック。ステロ+スカーフツルギで抜く。
vsヒトムグロス
→ガモス+バンギ+ツルギ
相手は意地かメガネから入ることが多い。グロスが受かる選出ではないので、こちらのバンギと相手のグロスが対面しない様、注意して立ち回る。スカーフツルギで抜く(スカーフツルギ最強!)。
vsリザグロス
→グロス+ガモス+ツルギ
相手はかから入ることが多い。グロス対面は地震から入り、裏のガッサのためのステロを撒きたい。初手リザXフレドラは降参。
vsアゴギャラハッサム
→ランド+バンギ+ガモス
初手の相手のに合わせてこちらので身代わり、剣舞で裏の起点にならないように立ち回る。アゴハッサムの並びをバンギ・ガモスで仕留めてGG。無振りギャラは、非メガ状態でも1舞ガモスのクサZで吹き飛ばせる。
vsランドゲンガー(ガルランド)
→グロス+ガモス+ツルギ
初手のグロスは相手のポケモンの技ほぼ全てを耐える(悪Zゲコは大発狂)ので、S操作と対面処理を狙う。どこかでウルガで舞うか、ステロ+スカーフツルギでぶち抜き。
vsポリクチミミガッサ
初手のHCトリルポリ2がどうにもならず、勝率はあり得んぐらい低い。なんとかしてステロ+ジメンZランドを通すしかない。鉄壁瞑想レヒレでの詰めもワンチャンあるかもだが、大抵はクチートの叩き落とすを喰らって木の実を食えず、餓死する。バンギ使いは一生クチートに勝てない。
vsポリヒトデ
→バンギ+ツルギ+ランド
バンギで削って荒らして、ツルギで持ち物を叩いて、ランドを通す。相手のやにで挑発を押してトリルや黒霧・再生を阻止する瞬間が、一番脳汁が出る(普通に放電or熱湯打たれて状態異常ひいて発狂)。実況者のあおもりさんが使うポリヒトデ、大好きです。
vsつきやまパ
→グロス+ランド+ツルギ
個人的に、カバマンダガルドと並ぶ7世代の結論パだと思っているパーティ。受けと攻めの両立、対面性能の維持、カバーできない範囲を計算できる運で乗り越えうるスペック、どれをとってもめちゃくちゃ強い。グロスでステロを撒いてランドでカグヤヌオーごと吹き飛ばしたかったが、催眠は当たる。
vsあみゅパ
→ガモス+バンギ+レヒレ
s18でマッチングしまくった、実況者あみゅさんのパーティ。個人的に大好きな実況者さんの一人で、メガハッサム+チョッキバンギの構築に影響を受けてバンギラスのことが好きになった。s18に潜り続けたモチベは、間違いなく「人事を尽くすアグノム厨」シリーズがあったから。
あみゅさんは大体(or)でくるので、レヒレカグヤを飛ばせるウルガと通りのいいバンギ、相手のバンギに投げるレヒレ。ただしレヒレはバンギに崩され得るので先に展開したかったが、いつもそれはさせてもらえず、結局お互いのバンギの自覚勝負になっていた。
自分のこの構築も、元はと言えばあみゅさんのレヒレ+バンギ+ガルドの並びが好きで真似て作ったものだったので、最終シーズンたくさん戦えて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
きつかったポケモン
メガボーマンダ:このポケモンが初めにくるあたり欠陥。こいつありえんくらい強いから許してほしい。
HCトリルポリ2:ポリ2の処理ルートが薄い上に、対面構築に入ってるこの型にはバンギを選出しづらく、ごく普通にトリルから3タテされる。
メガクチート:ガモスの型を耐久きのみから変更し、一気にキツくなった。
ボディパZテッカグヤ:先に展開されるとランドでの処理ができない。ガモスもヒコウZで飛ばされる。
結果・感想
(一応ここから2つ勝って1956まで行ったけど、順位上がってないし潜り続けていたら、それが最高順位でした…)
最高レートは1956と、目標にしていたレート2000にも届かず、決して満足できるものではなかった。シーズン最後の一週間はちょうど部活動の合宿とぶつかり、ほとんど潜れなかったのも痛かった。
ただUSUMのs11に初めてレート対戦に潜り、最後の最後に、初めて自分の納得できる構築を自分で組めたこと、そしてs18に残り続けたUSUM環境が大好きな(?)ポケ勢と最後まで第七世代を楽しめたことは、本当にいい思い出になった。他のゲームはほとんどやったことないけど、ポケモンUSUMは最高のゲームだった。
ただ、ポケモンをプレイする上でどうしてもサイクル脳から抜け出せなかったこと、ゲッコウガ・ミミッキュといった低耐久ポケの使い方・使われ方が最後までわからなかったことが、レート2000を達成できなかった原因かなと思う。もし剣盾をプレイする機会があれば、環境はまた違うだろうが、対面的な動きができるポケモンも食わず嫌いせずにどんどん使っていきたい。
最後に
本当に長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。好きなポケモンを使って勝つポケモンはもちろん、対戦に勝つためのポケモンも最高に楽しかったです。こんなに楽しいコンテンツを僕に知らしめてくれた、あみゅさんをはじめとするポケモン実況者の皆さんには感謝しかありません。
未来の自分がこの記事を読んで、こんな面白いゲームがあったな、こんな実況者が好きだったなと思い出してくれたら、そんなに嬉しいことはありません。
改めてポケモンUSUM、ありがとうございました!!
完